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昔から「知ってつく嘘と知らないでつく嘘」はどちらの罪が重いのかという問いかけがあります。
これは、どちらの罪が重いのか言えば、「知らないでつく嘘」です。「知ってつく嘘」は自分の心の中に嘘は悪いことだと知っており、嘘をつくことにより他人に与える影響も知っていますから、あとで後悔の念とか罪悪感もあり反省する材料になります。
でも、自分で嘘だと意識せずに、ついてしまう嘘は、どれだけ他人に迷惑をかけていても、自分で気がつかないため、反省心が怒ることもなく、また同じ嘘をついて人を不幸に陥れることもあるのです。だから罪が重いのです。
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相手の知らない間に傷つける言葉は心に傷を負わせてしまう
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問題は、相手を言葉で傷つけているのに、それに気がつかず、厚顔無恥に生きている人間です。
人は誰かを傷つけ、それを自覚して愕然とし、そして人は成長していくのです。
あなたも気がつかないうちに傷つける言葉を発し、相手にとっては一生忘れることのできない心の傷を負わしているのかもしれません。
男性から「バカ」「ブス」「キモい」なんて言われてショックを受けない女性はいないでしょう。でも同じ人間同士、男性にだって女性から言われて傷つく言葉があります。
仮に言われた男性も、その場は笑顔を取り繕っていたとしても、その態度に甘えてうっかり男性のコンプレックスに触れると、恋愛対象外にされる可能性もありますが、それ以上にあなたのことが心配なのです。
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知らない間に傷つけている本人も周囲の信頼を失う
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具体的に、太った男に「汗臭いし、むさくるしいから近寄らないで」と言ったとしましょう。
もちろん、男は傷つくでしょうが、そんなことより、傷つけてもそれに気づいていないあなたの将来が心配なのです。
そうして、男を傷つけたことを自覚しないまま生きていくと、女としての器量が小さくなります。また誰かを傷つけ、信頼を失い、同じように自覚できない友だちしかできず、あるいは孤独になり、口の悪いいじわるばあさんに死んでいくのです。
優しくて、上品なおばあさんになって、生きていきたいものです。
今日は、会社に行ったら、考えてみてください。これまでに、自分が意識しないまま、男性社員を傷つける言葉を行ったことがないだろうか、と。
年下の男性社員に、仕事のことで余計な言葉をぶつけたことはないでしょうか。
上司に、年齢の差を実感させる軽率な言葉を投げかけたことはないでしょうか。
新入社員にも男のプライドがあり、退職間際の上司は、若い子から、年より扱いされるだけで、ひどく傷つくものです。
もう一度、自分の発する言葉に注意深くなりましょう。
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