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相性以上に重要なのが育った環境
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育ってきた環境も無視できません。むしろこちらのほうが、合う合わないの面では重要といえるかもしれません。たとえば、和風の家で育ったか、洋風の家で育ったかによって、二人で築く家庭の基本的な構図に大きな違いが生じてきます。
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和風の家、あるいは洋風の家で育ったか
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和風の家で育った男性は、多かれ少なかれ日本文化の伝統を、いろんな面で受けついできていると考えていいでしょう。
着物を着る習慣。正月の過ごし方、冠婚葬祭への対応など、いわば日常生活のこまごまとした事柄が、洋風の家庭で育った男性とは大きく違っています。
戦後の日本の家族形態は、核家族に代表されるように、いわば無原則な和洋折衷型がほとんどなので、特別な家庭で育っていないかぎりは、あまり違いはありませんが、それでもそれぞれの家庭の習慣や性格によって、たとえばお風呂に入る順番だけは決まっているとか、父親の帰りを待って食事をするといった、その家庭固有の規律を少なからず身につけているものです。
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食生活も育った環境でずいぶん違う
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食生活も育った環境でずいぶん違うもので、基本は和洋折衷とはいえ、和風色が強かったか洋風色が強かったかで、新しいカップルが共同生活をはじめたとき、カルチャーショックを受けることがあります。
「ボクは刺身が大好きだ」
「わあ、気持ち悪い。わたしはお魚にさわったこともないのよ」
マグロは切り身で泳いでいると思っている子供もいる時代です。
魚好きの家庭で育った男が、そんな女性といっしょになったら、食生活の面では180度の転換を求められるかもしれません。もちろん逆の場合もあるでしょう。
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礼儀作法も育った環境で相当違ってくる
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もうひとつ礼儀作法もあります。
たとえば、親からきびしく礼儀作法をしつけられた女性と、自由放任型で育ってきた男性とでは、日常のこまごました部分で大きな食い違いが生じてきます。
やっかいなのは、どちらも「自分のほうが正しい」と思っていることで、まったく正反対の育ち方をしてきたような場合、両者のあいだに埋められない深い傷をつくることにもなりかねません。
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恋愛結婚は好き嫌いが優先されるので要注意
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結婚相手の選択を親がするとか、仲人を立てたときは、相手の育った家庭環境や家柄、職業、年齢といったものを考慮してくれますが、本人同士で決めるとなると、どうしても好き嫌いが優先して、他の要素はほとんど無視されます。
しかし、昔から「氏(うじ)育ち」というように、育った環境から得た価値観や習慣は、体にしみついてなかなか変えられるものではありません。
ですが、変えるのがむずかしいことだからこそ、はたして自分と合うのかどうか、事前にじっくりと考えてみることが必要です。
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