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歩く速さのテンポやリズムで「生き方」や「人生観」の相性がわかる
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都会から地方に行ったとき、この違いがよくわかるはずです。都会に暮らす人間は、歩くのがとても速いです。それに気づかされるのは、地方へ行って、のんびり歩いている人たちと一緒になったときです。
速い遅いは比較の問題で、どちらがいいとか悪いとの問題ではありませんが、都会と地方では明らかな意識格差、生活格差があるように、人間のリズム、性格、生き方、人生観は、必ず歩く速さに出るものです。
逆にいえば、一緒に歩いていると、相手の性格との合い具合が、わかるわけです。たとえば、幼稚園から帰ってくる子どもがいい例で、仲のいい友だちと一緒だと、駆け出したり立ち止まったり、スキがピッタリ合っているものです。
歩いていて、どうもテンポが合わない。こちらは普通の速度なのに、向こうは息せき切っている。あるいはお互いにテンポが乱れるとしたら、それは単に歩行速度の問題ではなく、即、相性の悪さにつながるものです。
車や自動車に乗っていると、ノロノロ歩く人が道をふさいで、邪魔でイライラすることがあります。それが、こちらも車を降りて歩けば、スピードが合うから、何の問題もないわけです。歩く速度が違う相手と暮らすと、絶えずこのイライラが起こるということなのです。
またこれは歩き回る範囲の問題ともつながってきます。地方まで気軽に遊びに行ける人と行けない人、海外旅行が好きな女性と嫌いな男性では、日常会話もスムーズに運びません。
そもそも人の歩く速度というのは、その人の気質や性格、人生観、あるいはそのときの心理状態を、そのまま反映するのです。おっとりしている人は、けっしてセカセカとは歩きません。こっちがゆったり歩いているのに、後ろからせかせか歩かれると、この女と一生つき合っていくのかと嫌になるものです。
また竜眼虎行(りゅうがんここう)といって、龍の眼をした男は、虎のような歩き方をするものです。虎の歩き方は、足の裏を全部地面に着けて、どっしり歩きます。これを中国では王者の風格男性といって尊んだようです。
だいたい男で歩き方が速いのは、人生のどこかでつまずくことが多いものです。
速くても大股ならいいのですが、狭い歩幅で速いのはダメ。電車のドアが開くや、せわしそうに飛び出してきて、階段を駆け下りていくような男は、兵隊としては勤勉かもしれませんが、トップに立てる器ではありません。
もし転んだら大ケガをしやすいものです。政治家には、片手だけポケットに手を入れている人が多いようですが、国家の大事を扱うだけに賢明だと思います。
女性の場合も基本は同じで、狭い歩幅でせっかちに歩くタイプは、人間もせっかちで、あわてものです。
また、自分勝手なことも多いです。一緒に歩いている人を、自分のペースに巻き込んでいこうとします。
「ホラ、急いで、急いで」
こういうタイプは、ベッドインでも買い物でも食事でも自分勝手です。全体に他人への思いやりに欠けていると見て間違いありません。靴の底が外側に外側に削れているのが、セカセカと歩いている証拠です。
★ すぐに体をよりかからせてくるのは、依頼心が強い女性でしょう。大股で足を開き気味に歩くのは、その見た目どおり男性的で、デリカシーに欠けているものです。
★ 妙にお尻を突き出して左右に振るモンローウォークは、肉体美抜群なら魅力的ですが、そうでなければ、センスの悪い女性です。
★ 顔を持ち上げ気味にキョロキョロしながら歩くのは、良くいえば好奇心旺盛、悪くいえば移り気、気分屋です。
★ 顔を下に向けてうつむき加減に歩くのは、ネクラな性格です。おとなしいがけっこうしつこいでしょう。無言電話のいやがらせをしそうなタイプです。
散歩のときはこちらのペースにあわせてくれる。こちらが急げば、同じテンポでついてくる。自分独りで歩くときは、彼女独自のテンポを持っている。そういう女性なら判断力、適応力があるとみていいのです。だから車にばかり乗らないで、あちこち一緒に歩いてみることが必要なのです。
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