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時間をかけた愛は育ってくる
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「農は万年、亀のごとし」というむずかしい言葉がありますが、くだいていえば、作物を育てるには、どんな世の中になっても時間がかかるという意味です。恋愛も同じ様に、「愛は万年、亀のごとし」であって、愛は不変であることが望ましく、またカメのようにゆっくり歩き、育て合うことが必要なのです。
おもしろいことに、長年連れ添った夫婦を見るとわかるように、歩き方がゆっくりしていることに気がつきませんか。どっしりと愛を確認し合うと、なにごとにも自信が表れてゆっくりした態度になるものです。
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急いだ恋は破れやすい
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恋愛初期、あるいは新婚家庭を見ますと、女性が飛び跳ねるように忙しく、あるいは急いで男性を追っています。お茶がほしいと男がいえば、あわてて入れてやろうとします。これはまだ愛について自信がないため、嫌われては大変とばかり、ウサギのような動き方になるのでしょう。
もちろん、最初のころはしかたありませんが、愛というものを「育てる」という感覚でとらえずに、「与える」という考え方で処理しようとすると、短時間、短期間でその愛を完成させようとします。
しかし、期間が短ければ短いほど崩れるときは早いもので、あっという間に別れがきてしまいます。昔の女性の名前に「亀」「かめ」という名前が多く使われたのも、親が「人生を急いではいけませんよ」という教えを込めたと考えられます。
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名前にも愛を育てる名前と危険な恋を予感する名前が
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いま考えれば、おかしな名前と笑ってしまいますが、しかし不思議なことに、名前のなかには霊力が入っており、その名前の女性はやはりじっくり型の人生を送るものなのです。
女性がキャバクラやバーに入店すると、源氏名(げんじな)といって華やかな名前に変えられます。この名前には、なんとなくウキウキした遊び好きの名前がつけられていることに気がつくでしょう。
源氏名とは『源氏物語』54帖についている女官の名前から生まれたものです。この女官の名前が当時としては男の心を浮き立たせるような名前だったので、のちに吉原その他の遊び場で女性につけられるようになったのですが、この名前によって運命は変わってしまうのです。
現在では女の子に華やかな名前をつけるのは当たり前になりましたが、逆に考えると、そういう名前の持ち主ほど危険な恋をする可能性があります。
なぜなら、男がそう思ってしまうからです。「良子」という女性と「ルミ」という女性がいたら、男なら誰でもルミのほうに華やかな女性を見てしまうのです。
しかし、本当の恋愛には種子をまいてから花が咲くまでに時間がかかるし、それを待ってくれる男こそ真の恋人なのだ、という気持ちを忘れないようにしたいものです。
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