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家庭の問題解決に、具体的知恵を出せる女性は絶対手放せない
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家庭問題を解決する能力のある女性は手放せない
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妻として一番まずい女性は、「困ったわね。あなたいったいどうする気なの」という女性です。「困ったわね。じゃあ、こうしたらいかがですか」。これを言える女性が、人生長い間、男に勇気を与えるのです。
つまり頼り切るということではなく、妻からそういわれると、救われるというところが、男にはあるのです。慰めもしないのは論外として、ただ、慰めてくれるのが、これまでの良妻でした。しかし、どんなピンチでも何か方法論を出すのが、これからのいい妻ではないか、と思われます。
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家庭の問題の決定権は妻に移行しつつある
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家庭の問題も、昔は決定権は一家の主人が持っていましたが、今はむしろ、妻に移行しつつあります。子どもの教育問題などは、ほとんど妻に任せっぱなしにしている夫が、多いものです。
しかし肝心なところになると、妻は夫に「どうしましょうか」と、相談をもちかけてくるものです。ところが、ふだん家庭問題に慣れていない夫は、これに適切な答えができないことが多いものです。
息子が大学受験に失敗した。浪人を認めるかどうか、送球に決めなくてはなりません。
夫は「浪人させたらいいじゃないか」という気持ちに傾いているが、そう言い切ってしまうことに迷いもあります。そういうとき、夫の気持ちを察して「浪人させてもいいじゃないですか」の妻のひと言で、夫が助かる場合があります。
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夫の決定を待つパートナーでは役割は果たせない
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昔の妻は、ただ夫の決定を待つだけでした。今はそれだけでは、夫のパートナーとしての役割を果たしているとはいえないのです。
男女雇用機会均等法ができたということは、男と女の性差を、雇用の場でなくそうということです。家庭においても、以前はあった性による役割分担が、ほとんど取り払われました。このことは女性にとって、権利の拡大であると同時に、義務の発生なのです。
家庭経済についても、財布を預かる主婦はただ可処分所得を握って、なしくずしに使うだけでなく、預金、保険、株その他のプランを立てる。今、株式情報や財テクに熱心なのは、男より女のほうで、現に家計の決定権を妻が持つ家庭が増え、半分以上にもなっています。
「生命保険は、こういう入り方が、老後資金をためるには、いいみたいよ」
「子どもの教育費用に、積み立て貯金を始めてみようと思うの」
主婦の役割は掃除、洗濯、炊事といわれてきましたが、以前と違ってこれらは、今はほとんど機械化、省力化されています。負担は、昔と比べものになりません。
だから、主婦のパート、アルバイトも急増しているわけですが、夫との意思の疎通を欠いて、パートで稼いだお金を、自分の楽しみだけに使ってしまうようでは、先へ行って思いやられます。家庭経済の運営は、妻が主役になって、夫を安心させてくれる妻が良い妻なのです。
これまでは家庭経済について、女が主役になって考える、あるいは夫に代わって実行するという視点が欠けていました。妻は夫から給料を受け取り、ただ何となく使い果たす。サラリーマンは、それでも毎月給料が入ってくるので、とんでもない借金でもこしらえなければ、暮らしは成り立つかもしれません。
しかし、子どもの受験や自分たちの老後のことを考えれば、日々是好日と、のんびりしていられないはずです。
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